救急外来での考え方・動き方 その2

救急

どうも、こんにちは! Dr.クルクルです。
それでは前回の続きからやっていきましょう!

「初期研修医はなぜ救急外来が苦手なのか?」その原因の1つ目は「疾患がわからないから!」であり、「主要症候からの鑑別診断」が重要であることを、前回お話ししました。

今回は… ② どこまでが自分の仕事かわからない です。
(自分の能力とは関係なく)自分の救急外来での仕事の範囲について理解していますか?医師としてどこまでやるべきと考えているでしょうか?

「患者さんのベッドの載せ替え」や「着替えのための体位交換」これってあなたの仕事ですか?

 結論:できることは全部やっていく!

「医者なのになんでこんなことしなくちゃならないんだ!フンッ😤」という人が一番嫌われます!(笑)
患者さんのベッドの載せ替えと言っても、人工呼吸器装着下の患者なら人手が必要だし、当院においては頸椎損傷疑いの患者はむしろ医師が頭部保持をすることが多いくらいです。

医師は全ての医療行為が法律上は出来ます。末梢静脈路確保や薬剤投与。こういったことを平時は看護師さんがやってくれます。しかし、人手なくて自分がやるしかないとき出来ないととってもダサいです😓。

そして忙しい看護師にお願いすると…

「あの研修医は何も出来ない!邪魔!」と言われ、心が折れます(笑)

なので、全てできるようにした上で医師にしか出来ないことをできるようにしましょう。
手技なら経口気管挿管や胸腔ドレーン挿入。意外と注射と内服の処方は医師しかできない仕事。そして、一番大事なのは「患者の方針決め」!最終判断を下すのはあなたです!救急外来に限らず医師において最もストレスがかかる仕事の1つかと思いますが、乗り越えていきましょう😁

では、手技に関しては技能を磨けばそれだけで良いのか?といえばその答えは「No!」です。いくら技術があっても道具がなければ出来ません。なので、まずは物品の名前を覚えて、それがどこに配置されているか把握しましょう!これは病院・病棟で大きく異なるので、事前に先輩Drに聞いてみたり、救急外来が忙しくない時に話しかけやすいNsに確認しておきましょう。

本日はここまで!
次回は「③ コメディカルとの関わり方がわからない」についてお話ししたいと思います。

気になったことや今現在困っていることがあったら私に教えてください。いただいた質問に可能な限りお答え出来たらと思います。

 それでは、また(^-^)/

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