日本抗加齢医学専門医試験を終えて〜感想と今後受ける方へのアドバイス〜

仕事

6月2日熊本城ホールで日本抗加齢医学専門医試験を受験してきました。今回はその感想と今後受ける方に向けてご助言ができればと思います。

まず持ち物ですが、「受験票」と「今年度の会員証」が必要です。
会員証は3月から4月に来た今年度の会費を払うと届く最新の会員証でなくてはいけないので、ちゃんと会費を支払うこと、そして届いたばかりの新しい会員証と古い会員証を間違えないようにすることが注意点になります。
あとはマークシートを使用するテストなので、HBの鉛筆が必要です。また、会場に時計がないので時計を持参することになります。私は学会の指定通り、腕時計を持っていきましたが、それを机に置いて使おうとしたらとても見づらかったので、小さい置き時計もありかもしれません。なんとなく試験では腕時計をつけないほうが良いと勘違いしていましたが、普通に手首につけておけばよかったかもしれないなと今は思います(^^;)

そして次に会場です。
会場は抗加齢医学会総会の学会会場の1部を使ってやるので、ちょっとわかりづらい場所にありました。今回は熊本城ホールの企業展示ブースの横の会場でとても広かったのですが、奥まった奥待っていて、受付がわかりづらかったのでこの点もちょっと気をつける必要があります。

さて、それでは一番大切な試験問題についてです。
7月末に結果が出るまで大きな口を叩けませんが、結論から言うと公式問題集をやり込めば安定して合格できると思います。問題は全部で100問マークシート形式で90分間でした。問題の内容は全く見たことも聞いたこともないようなものが10個程度、公式問題集と全く同じ問題が10問から20問、受験用の専用講義の指定範囲から40問から50問、残り20問は公式問題集の周辺知識からの問題といった感じでした。

公式問題集と同じ問題については、選択肢の順番までそっくり同じです。また類似する問題についても、公式問題集の解説まで読み、誤った選択肢の正しい文言まで覚えておけば、つまずくことなく回答ができるようなものでした。
講義の試験範囲と公式問題集の内容はもちろん重複するところも多いため、公式問題集で対応できる範囲は試験問題全体の半分以上と考えてもいいんじゃないかと思います。

最後に、この受験に向けて単位取得が必要なのですが、ここでの注意点をお示しします。
30単位が試験を申し込むにあたって必要で、各種ウェブセミナーや現地参加型セミナーがそれぞれ5単位なので、6回セミナーを受講する必要があります。ただし、学会参加や学会での発表でも単位を取得できるので、そちらも併用してセミナーの参加数を減らすこともできます。

そして、このセミナーの申し込みの時のポイントなのですが、受験を思い立ったタイミングですぐにセミナーへ申し込むと余計なお金を払う羽目になるかもしれません。どういうことかと言うと、受験と関係のない講義で単位稼ぎをしてしまうかもということです!
おそらく毎年6月ごろに試験があると思うのですが、この公式の試験対策セミナーが1月から全6回あります。つまり、この試験対策セミナーを全て受ければ、自動的に30単位を取ることができるのです!そしてこの講義では”どのスライドから試験問題を作成するか”や”想定問題”を設問作成者本人が提示してくれるので、受けない手はありません。!
私はこのことに気づかず、余分な女性医学に関する最新知見のセミナーを12月に受けてしまいました。まだアンチエイジングの基本的な知識もないのに、応用編の受講してしまったので、正直なところその時の講義内容全く覚えていません。とってももったいなかったです。

アンチエイジングに興味があって、専門医(指導士)を取りたいと思っている方は、基礎知識を身に付ける意味でも、まず1月からの受験対策講義6回を受けるようにしましょう。そして専門医試験を受けて、基礎的な知識を自分のものにした状態で各種応用セミナーを聞けばきっと勉強になると思います。
ではまた!

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