服薬支援ロボの勉強会に参加しました。

仕事

今日はクリニック主催で服薬ロボ勉強会を開催しました。ケアボット株式会社の方がいらしてHITACHIが開発した「服薬支援ロボⅡ」についてご説明してくださいました。
商品詳細はこちらもご参照ください!
https://www.saintcare-carebot.com/product/fukuyaku/product01/

服薬支援ロボの出番は、主に高齢者(特に認知症患者さん)の服薬忘れ防止です。朝昼夕の定時になると音声がして、患者さんに一つ一つやることを伝えてくれます。
まずボタンを押す→出てきたケースを取る→ケースの中身を開けて飲む→空ケースをロボの上に乗せるという簡単な手順ですが、それを順番に指示してくれます。
意外と最初の「ボタンを押す」という部分が大切で、元々は時間になるとケースが自動で出てきて、それを取り出して飲むよう音声で指示していたようですが、それだとケースだけ引き抜いて飲まないことが多かったそうです。試行錯誤の末、「ボタンを押す」という動作を追加することで「私はこれから薬を飲むんだ」ということを意識付けできるということが判明したのだそうです!
パブロフの犬よろしく「ボタンを押したら薬を飲む」という条件反射ができるのですかね?人間の脳って面白い。

クリニックに実物を持ってきてもらったところ、サイズは縦横高さ30cmくらいあって、ホームベーカリーみたいな大きさでした。重さは9kgだそうです。
マシンが重いこと、薬はロボに7日分しか入らないため、毎週補充が必要というのが難点ですが、重さについては一度設置したら動かすこともないため、許容範囲でしょう。薬の補充についても在宅医療が始まっている方であれば必要に応じて訪問薬剤師の配置を薬局に依頼すれば良いので、導入してしまえば患者さん・ご家族の負担はないため安心です。

今後、老々介護や独居老人が急速に増えていきますが、金銭面やキャパシティの問題で困っている人全員が施設に入所できるわけではありません。そんな中、より長くご自宅で過ごせるよう支援するこのようなデバイスやサービスが広めることは非常に大切ですね。
ではまた。

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